MacBook Pro 2021 にデフォルトでインストールされている zsh が CVE-2021-45444 の対象だったので HomeBrew 版に置き換えた話
2021年モデルの MacBook Pro(M1X) がデフォルトでインストールされている zsh がバージョン 5.8 だった。
zsh 5.8.1 未満のバージョンだと任意コマンドが実行される可能性がある報告があったため、取り急ぎ デフォルトから HomeBrew 版に置き換えることにした。
以下やった手順をメモとして残す
1. 既存 zsh のバージョン、インストール先の確認
# zsh のインストール先を確認。/bin/zsh だとデフォルトでインストールされているもの
which zsh
# バージョンを確認
zsh --version
2. HomeBrew版のインストール&移行
# HomeBrew 版 zsh のインストール
brew install zsh
# シェルリストに HomeBrew 版 zsh を追加
sudo vi /etc/shells
# ======= 以下 Editor # =======
# List of acceptable shells for chpass(1).
# Ftpd will not allow users to connect who are not using
# one of these shells.
/bin/bash
/bin/csh
/bin/dash
/bin/ksh
/bin/sh
/bin/tcsh
/bin/zsh
# Intel 版 Mac だと /usr/local/bin/zsh
/opt/homebrew/bin/zsh
# ======= Editor ここまで =======
# chsh コマンドでデフォルトシェルを Mac デフォルト → HomeBrew 版に差し替え
sudo chsh -s /opt/homebrew/bin/zsh
# Intel 版 Mac だと sudo chsh -s /usr/local/bin/zsh
3. 切り替え確認
# ターミナルを再起動後、バージョンを再度確認する
zsh --version
# => zsh 5.8.1 であることを確認できれば完了